2022/04/20 16:01
見たまま模写する日々
まず、絵を描きはじめた僕がやったことは、ひたすら模写をすることでした。
模写の方法は、「右脳を使って描け」という本を参考にしています。
一通り20年前に、専門学校のデッサン専科(夜間の特別教室)で学んでいました。
社会人になって忙しくなった為、絵の技術を磨く勉強は止めていましたが、1から始める事にしました。
自分の絵が下手だと思っていたポイントは、ものすごく癖が強かったことだったので、
まずは、その癖を矯正する日々が始まりました。
模写をすると自分のクセに気付きやすくなる
模写をする目的は色々あると思いますが、
1つ、自分の癖を直すというのがあると思います。
写真や、巨匠が描いた絵を模写することによって、自分の癖を知ることができます。
癖の強い部分は、ほとんど「模写の対象を見ていない」状況です。
絵を描くと、描き慣れている部分とか描きやすい部分ほど、見ずに描いてしまいます。
そういう部分を、感覚に頼らずにそのままうつす練習をすると絵の癖がなくなっていきます。
下手な部分を無くすと、味がなくなる?
癖を無くすと、自分の味がなくなる。
そう思う方もおられるかもしれません。
自分の下手な部分を味として、価値に変える方法もあると思います。
しかし、自分の下手な部分をまず知るという事が大切です。
感覚でセンスに任せて描くよりも、論理的に表現できるようになった方が表現の幅は広がります。
模写しても、消しようがない個性に気づける
模写をし続けると、自分の個性が消えてしまうと心配する人もいるかもしれませんが、
人の個性って、どこまで言っても消すことはできません。
必ずどこかに味が出てきます。
自分の個性を、自分の技量によってコントロールできるようになる方が良いです。
だから、最初は徹底的に模写する事をおすすめします。
ピカソもすごくデッサンや模写がうまかった
奇抜な絵で有名なピカソも、非常にデッサンや模写が上手い絵描きです。
あまり知られていませんが、小さい頃から、身の回りのものをデッサンするのが上手く
人の数倍の速さで、しかも非常に上手に描いていたそうです。
他の画家が書いた絵を模写して売っていたという話も聞いたことがあります。
他の人が描いた絵を模写すると、その人がどうしてそういう表現をしているかに気づけるようになったりします。
かなり勉強になるので、こちらも非常におすすめです。
今日は、模写に関して記事にしてみました。
もし、絵の技術を上げたいと思っている方がおられましたらぜひ模写を試してみてください。
どうすれば良いか分からないという方は、Livelyの「イラスト相談部屋」までどうぞお越しください。
どうぞよろしくお願いいたします。

Lively「イラスト相談部屋」毎晩22時30分からオープン